施工事例

断熱・収納・動線を重視した子育て住宅 池田町・O邸

 

十勝・池田町のO邸は2016年夏に完成しました。
正面は板張りでシックなイメージです。

朝の車の雪下ろしの手間を減らすためカーポートを設置しました。敷地にはゆとりがありました。家の大きさは子ども部屋の数や予算を元に決めました。

 

玄関です。3人のお子さんのアウトドア用品などが収納でき、靴のまま入れる約2.5畳のシューズインクローゼットも併設しました。

一階リビングです。ダイニングやキッチンと一体化していて開放的な空間になっています。

 

キッチン。以前の住まいはキッチンが手狭だったため、大きめなキッチンを重視しました。料理をしている最中もダイニングやリビングで遊ぶ子どもたちの様子がわかる対面型です。

 

キッチン横には洗面室と浴室、トイレ、脱衣室があります。「洗面ボウルはできるだけ深くて大きいものを要望しました。子どもが遊んで服を汚した時、浅い洗面台で手洗いすると水が周囲に跳ねたりするので、深くて大きい洗面ボウルを選んで良かった」と奥様。

 

一階平面図です。左下の玄関からまずリビングに入り、まっすぐ行けばダイニングとキッチン。左に行けば浴室やトイレ、洗面室や家事室、キッチンに向かう回遊型のプラン。家事動線を踏まえた設計ですが、子どもたちもぐるぐる廻って楽しんでいます。

 

ピアノを披露してにっこり。

 

家づくりの打合せで何度も会っているので、猪子社長とも仲良しです。

 

 

2階は子ども部屋が3室。ご主人の書斎。主寝室、洗濯物干しスペースを兼ねるフリースペースがあります。

 

 

小学校に通うお兄ちゃんの部屋。1面はグリーンの壁紙でアクセントを付けました。子ども部屋は各部屋ともクローゼットも込みで6畳を確保。

 

お姉ちゃんの部屋。一面だけピンクの壁紙、クローゼットの中はゾウさん柄の壁紙です。

 

ご主人の書斎。約3畳の細長い空間です。

 

書斎は、左右に本棚をびっしり配置したため、収納力抜群です。

 

寝室も一面だけアクセントカラーを入れました。

 

元気な3人の子どもたちのためにも

池田町のOさんファミリーは、以前は町営住宅(集合住宅の2階)に暮らしていました。比較的新しい町営住宅で住み心地も悪くありませんでしたが、就学前の子ども3人は、どうしても家の中で飛び跳ねたり、走ったりと元気いっぱいです。一階に暮らす年配の方からは「子どもたちの元気な様子が嬉しい位なので気にしなくていいのよ」と優しい声も掛けて頂いていたものの、やっぱりお母さんとしては、1階にご迷惑がかかると思い、子どもに注意する回数もついつい増えてしまいます。

 

またキッチンや洗面台が手狭なこと、子どもの成長も踏まえると、子ども部屋や収納スペースが必要という思いもあって、ご夫婦はいつかは新築戸建て住宅を建てよう、と考えていました。

住宅会社に聞くのはまだ早い?

いつか新築戸建て住宅に住みたいと思うようになったOさん夫妻ですが、新築で戸建て住宅を建てるといったいお金はいくらかかるのか、そして、家に対する要望はどれくらいで実現できるのか、見当もつきませんでした。そして住宅会社などに直接聞いてみるというのも、まだ早いような気がしていました。

 

 

奥様は、生まれ育った実家が過去に2階の増築や居間などのリフォームをしていました。実家のお父さんに家を建てたいという話をしたところ、お父さんは「この家をリフォームしてくれた猪子建設の猪子茂昭社長は、親身になって相談に応じてくれる人だからまずは話を聞いてみたら」とアドバイスしてくれました。

 

 

左が奥様。右はO邸のプランから完成までを担当した猪子建設の猪子茂昭社長。

奥様は猪子社長に、家のデザインや子ども部屋の確保、大きめのキッチンや収納、間取り、そして家の値段など、気になっていることを聞きました。「猪子社長は、いろいろな質問にとても丁寧に答えてくれました。吹き抜けを作るか子ども部屋や収納を優先するかなど、特に間取りの検討に関してはいろいろ迷いましたが、そういうときも猪子さんは親身になって図面でいくつもの案を考えてくれるので安心でした。打合せもたくさんしていただいて、納得のいく答えも出せました」と奥様は振り返ります。

 

 

コストの面では、例えば外観は板張りで意匠面を高める一方、他の3面は比較的コストの安いサイディングを採用するなど、住宅性能や機能性を犠牲にせず、コスト削減を実現できるように工夫しました。

室内の仕上げは奥様が自ら施工

室内の塗り壁は奥様が自ら施工。キッチンの上には家族の手形も・・・。

 

奥様は、子どもを幼稚園に送り出し、帰ってくるまでの約6時間、塗り壁の施工を頑張りました。奥様のお父さんの協力も得て、約1週間の奮闘を経て、室内の壁のあちこちは、奥様の力作がたくさんあります。

「手作業は嫌いではないし、建設コスト削減にも、そして思い出にもなると思ってチャレンジしました。社長に指導してもらいながら塗りました」と奥様。

 

塗り壁の作業は、平坦に整え過ぎると面白くないし、でもコテむらを強めに出すのも抵抗があり、何が正解か分からなくなったこともありました。外部工事で現場に来てくれていた左官屋さんにもアドバイスを受けました。

塗り壁を経験した奥様からは「プロの職人さんと比べると何倍も時間がかかるので、多くの面積を塗ると、塗っても塗っても終わらない気持ちになるかもしれません。チャレンジするならほどほどがいいかも」とアドバイスいただきました。
玄関の床にはビー玉がキラキラ光っている場所が・・・。
奥様がビー玉を購入し、猪子建設さんに要望してモルタルに埋め込む施工をしてもらいました。

高気密高断熱で快適

奥様は、子どもの頃から、リビングの灯油ストーブの炎を見ながら暖まっていたため、炎が見えないパネルヒーターでは暖かさの実感が足りないような印象もありました。

 

でも、この家の断熱は、外壁が高性能グラスウール16キロが付加断熱も合わせて180ミリ、天井は吹き込みグラスウール18キロが400ミリも施工された高断熱仕様です。冬の室内は十分暖かく、寝る前には、早めに暖房を消さないと暖か過ぎて寝苦しいほど。

奥様は「断熱性能が高いと、どの部屋も暖かくなり、光熱費も安くなります。ただし、冬場の乾燥は気になるので、加湿器は必要です。約1年半、この家で過ごしてみて、家の暖かさや収納スペースに子ども部屋の確保、家事動線の良さなどいろいろな点で満足しています」と話してくれました。

 

 

 

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