施工事例

結露や寒さから解放!思い通りの注文住宅  帯広市T邸

新築住宅はどの住宅でも高性能で省エネ...とはまだ言えません。未だに断熱気密性能が低く、壁が薄くて音や寒さが筒抜け、結露にも悩まされる住宅は存在します。

そんな寒くて暮らしにくい新築の借家に住んでいた帯広のTさんファミリーは、子育て環境の改善と、省エネで住み心地のよい家を目指して音更の猪子建設に注文住宅を依頼しました。

 

外観はガルバリウム鋼板が主体。玄関廻りは杉板でナチュラルなアクセントを加えました。

 

玄関ホールは右のシューズインクローゼット、正面にも大きな収納を確保しました。靴を履く際に、腰かけられる収納式ベンチが壁に収納されています。

 

リビングに入ると大きなハンモックが。奥様の要望で設置しましたが、2人のお子さんたちの遊び道具になっていますね。無垢の床材なので裸足で歩いても気持ちよい感触でお子さんたちも元気いっぱいです。

 

ダイニングテーブルはキッチンと並んで配置。写真中央の壁には調湿・脱臭効果があり、デザイン性も高いエコカラットを採用。

 

キッチンに関して奥さまのご要望は主に「アイランドキッチンにしたい」ということ。リビング、そして家の前の庭で遊んでいるお子さんの様子を見守れるようにという思いでした。

 

 

キッチンの側面は爽やかで高級感がある少しスモーキーなブルーで、ナチュラルな色合いの室内のアクセントカラーになっています。

猪子建設は、大工さんがキッチンや背面の収納などをオーダーで制作できます。奥さまは、ご主人や猪子建設の猪子真治部長と打ち合わせを重ねるうちに、新たなアイデアも出てきました。例えば、

 

 

オーダーキッチンなので人気のミーレ社製の食洗器も採用できました。

 

 

ミーレの食洗器はフライパンや鍋など大きな調理具が一度にたくさん入るので片付けの負担も軽減できます。

 

調理で出るゴミを足元にさっと収納できるように、スペースを有効に使えるKEYUCA(ケユカ)ダストボックスが入る場所もちゃんと計算されています。

 

キッチンの背面収納も造作です。壁一面の大容量なので炊飯器やコーヒーメーカー、調理家電、カップ、食材などをたっぷり収納できて、扉を閉じれば全てが隠れるという優れモノです。食品庫(パントリー)も兼ねています。

 

 

窓の部分で、この家の壁の厚さが実感できます。外壁は壁の中に合計280ミリの高性能グラスウールが入っています。

壁はトリプルガラス、天井には400ミリの吹き込み用グラスウール18キロ相当、床下には高性能グラスウール16キロ200ミリ、基礎にもビーズ法ポリスチレンフォームが50ミリ、2階床にも高性能グラスウール16キロ100ミリの断熱材が施工されています。UA値は0.24W、気密性能はC値で0.3cm2/m2。国の省エネ基準や、道が今年からスタートさせた北方型住宅2020よりもさらに高い断熱気密性能になっています。

 

家づくりの際に、換気については「どれも同じようなもの」と気にしない方もいます。

しかし、換気システムをどう選ぶかはとても大切です。住宅は、調理や人の呼吸、家具やカーペットなどから排出される汚染物質や臭い、過剰な水蒸気が溜まらないように、1時間あたり、室内の空気が0.5回分入れ替わる性能を持った24時間換気システムの導入が建築基準法で義務化されています。

換気不足になると、結露やカビ、その家独特の臭い、有害化学物質による健康面の影響、住み心地の問題などが発生します。

なお、通常使われている第3種換気システムでは、冬は屋外の冷たい空気をそのまま室内に取り込むことになるので、暖房を強めにしないと室温が下がります。

そこでT邸は、屋外から入ってくる新鮮で冷たい空気を、室内の暖かい空気を活用して加温してから室内に取り込む第1種熱交換換気システム(ライフブレス)を導入し省エネを図っています。また、ライフブレスは極寒冷地のカナダで長年実績があり、掃除もしやすいので換気量が安定確保でき、室内の空気環境が良い状態を維持しやすいのもメリットです。

 

洗面化粧台と脱衣室、洗濯機、家事カウンター、そして洗濯物干しができる大きなランドリールームをキッチンの裏側に設置しました。

洗濯物を室内に干すと室内が雑然としたり、来客の際に慌てたりしますが、洗濯物を干せるランドリールームがあれば解決するわけです。

では、Tさんご夫妻に家づくりのいきさつを伺います。

-家を建てたきっかけは?

-猪子建設を選んだ理由は?

ご主人 以前住んでいた家は新築の借家だったのですが、メゾネットタイプの家で隣家の音が壁を越えてかなり響いてきました。冬には玄関ドアから隙間風も入ってきて寒かったんです。お風呂あがりに廊下を歩くと身体が冷えてしまう家でした。暖房をつけ忘れると2階の室温が10度まで下がってしまいます。結露やカビにも悩まされました。

大家さんは良い人でしたし、長男が生まれた際は、一度思いとどまったのですが、次男が生まれる段階で、この先は手狭になるとも思い、家づくりを決意しました。

奥さま インターネットで猪子建設のサイトに「ベビーナチュラル」ということが書かれていて、育休中の私が赤ちゃんを抱いて猪子建設に話を聞きにいきました。子どものための配慮や断熱性能など、家づくりの細かな気配りがある住宅会社だと感じました。

猪子建設さんが開催したオープンハウスも好印象でした。農家さんの家でした。寒い冬なのに、日射で室内が暖かくてこんな家なら快適だろうなと思いました。

ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)の家も見学させていただきましたし、猪子建設の担当者が、他のお客さんに24時間換気システムの仕組みなどについて丁寧に、熱心に説明しているのを見て、家づくりに対する真面目な姿勢を感じました。

ご主人 ホームページもじっくり読み、具体的な打ち合わせもさせていただく中で、猪子建設にしようと決めました。

2018年の年末に妻が猪子建設さんを訪問し、そこから着工までおよそ1年くらいでした。

-プランニングで重視した点は?

ご主人 省エネ性能とランドリールーム、豊富な収納、一番はキッチンにいるときに、子ども2人の様子がリビング、庭などにいても見守れることでしょうか。リビングに階段を配置したのも同じ理由です。

部屋ごとのクロスの色柄なども家族と相談しながら選べました。

 

収納の中にルンバが待機、充電できるルンバ小屋も作ってもらいました。

自由設計の注文住宅ですし、間取りや仕様決め、設備選びなど打ち合わせは納得できるまでしっかり検討させていただきました。

-住み心地は?

ご主人 とても良いです。ストレスもありません。何よりも自分たちで丁寧に、しっかり考えた家なので納得しているというのが大きいのかもしれません。

-家づくりをされる方にアドバイスを

ご主人

吹き抜けの有無など、家づくりの局面ではいろいろ迷うこともあると思います。例えば吹き抜けはあったほうがいいか、なくてもいいかなど、その点だけに焦点を当てて考え続けても決めかねる場合もあると思います。

そういうときは、吹き抜けがないとして2階の一部屋を増やしたら、その部屋を何に使うか、子どもたちが将来独立したら1階で夫婦の暮らしが完結することもあるだろうから、2階の部屋数は多くなくて良いし、1階に主寝室があったほうが老後には良いだろうという風に、少し検討の幅を広げると答えが出ることもあると思います。

猪子建設さんは、断熱の仕様や間取り、キッチンや壁紙の色決めなどに至るまで、手間を惜しまず、具体的な選択肢を出してくれました。住宅会社担当者の人柄、誠実さが家づくりではとても大事だと感じます。

 

 

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