帯広市にお住まいのI様とは、猪子建設ホームページをご覧になり、お問い合わせいただいたのがご縁でした。高校生と中学生のお子様がいらっしゃる4人家族。さらに、途中から親世帯と同居することになり、プランを変更しました。
ベビーナチュラルで自然素材を多用していることをご評価いただきました。打ち合わせで無垢の床材をオーク(ナラ材)に変更するなど、こだわるうちに「キッチンも既製品ではなくてオーダーメイドにして造作しましょう」とご提案させていただきました。
できあがったのが木目の美しいスギ無垢材とステンレス天板を使い、職人の手作業で造作したII型キッチンです。
Ⅱ型とは、キッチンの調理カウンターが2本並行に並んでいるタイプを言います。
片方のカウンターにコンロ、もう片方にシンクと分かれているため、調理スペースが広くとれるのがメリット。ご家族で調理を楽しめるゆとりあるキッチンになりました。キッチンの壁には、レンガパネルを貼りました。木、ステンレス、レンガと異なる本物素材を組み合わせた高い質感が魅力的ですね。
キッチンの入り口には目隠しできるロールスクリーンをつけてあります。急な来客があってもスッキリした状態でお迎えできます。
ちなみに、暖房と給湯は都市ガスのエコジョーズですが、調理はガスコンロではなくIH調理器にしました。安全性と使いやすさを優先してのご選択です。
このほか、電話台、収納棚、ダイニングテーブルなども猪子建設の大工が造作しています。
プラン面では、「家事をラクにしたい」というご希望がありました。そこでキッチンに隣接して7.5畳もある広いユーティリティーを設けました。キッチンに近い方が家事コーナーで、洗濯して室内干ししてアイロン掛けし、たたむところまで済ませることができます。カウンターは2箇所あります。奥は洗面脱衣室で、カーテンで家事コーナーと仕切ることができる工夫もしました。
玄関ホールには明かり取りの吹き抜けを設け、やわらかな光がほどよく射し込み、開放感を演出しています。
性能面では、「すごい高断熱」と言えるほどこだわりました。外壁には280mmの断熱材が施工されています。普通は100~140mmぐらいですから、2~3倍の厚さです。断熱性能を現すUA値も0.21Wと、国が省エネ住宅の基準として設定している0.46Wの2倍以上優れた数値です。換気は極寒冷地のカナダで実績ある第1種熱交換換気システム「ライフブレス」を採用。冬場の暖房熱を回収するので室内にひんやりとした空気が入りません。I様によると、「室内の空気がとても爽やかに感じる」とのこと。
2階の階段室にはエアコンを設置しました。夏は、このエアコンの冷気が階段を駆け下りて1階を効率良く冷やすことができます。北海道も温暖化が言われています。冷房が必要な期間はさほど長くありませんが、猛暑の時でも快適に暮らせる工夫として喜んでいただいています。
住宅は、性能だけでなく建ててからの耐久性や維持管理にも気を遣いたいものです。外壁には樹脂製の「ゼオンサイディング」を採用。シーリングを使わないので10年ごとのシーリングの打ち直しが必要なく、色付きの素材でサイディングを製造しているので、再塗装の必要もありません。30年の長期保証もあり、ほとんどノーメンテナンスで使い続けることが可能です。
クロスもアクセントになるデザインを使うなど、注文住宅ならではの魅力を散りばめました。
お客さまの声
家族のライフスタイルが変化し、「今住んでいる所には長くは住めないだろうな」と思い、家づくりを始めました。
情報誌などを見て、猪子建設さんの見学会がある事を知り、写真を見てリビングの雰囲気がとても気に入り、見学会に参加させていただきました。
ベビーナチュラルの無垢の木の雰囲気がとても気に入り、その後も何度か見学会に参加し、どの家もとても素晴らしかったので、決めさせて頂きました。
全体的にシンプルでスッキリした空間に、自然素材の天然木やタイル等をアクセントに活かした家になりました。
家事効率を考えた動線の間取りはとても使いやすく、パースを見せていただきながらイメージ作りができたので、実物を見た時に違和感なく見られたのは、とても良かったと思います。
素敵な家を、建てていただきありがとうございました。