帯広市にお住まいのT様が当社をご指名いただいたのは、「『誠実で仕事が丁寧』と他の建築関連業者さんが口を揃えて言っている」ことが決め手になり、注文住宅のご依頼をいただきました。プロの目で評価していただけるのはとても嬉しいことです。
さて、T様は最初からZEH(ゼロエネルギー住宅)としてプランを始めました。猪子建設が建てる注文住宅のラインナップ「ベビーナチュラルゼロ」の仕様です。
一定の性能基準を満たした住宅の為、国が募集した「地域型住宅グリーン化事業」に採択された省エネ住宅です。
この事業は省エネルギー性能に優れた住宅を新築する際などに対して、補助金が申請でき、大手ハウスメーカーでは対象にならず地域の中小工務店が建てる住宅に対する補助事業です。
ソーラーパネルを乗せた省エネ住宅を建てた事により、たくさんのメリットがあります。
・エネルギー自給自足の家で、災害に強い
・高気密高断熱だから冷暖房の光熱費を減らせる
・どの部屋に居ても温度差が少なく、暖かく暮らせる
・カーボンニュートラルに貢献できたことにより地球温暖化への対策になる
(※カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量をなるべく削減して、削減できなかった温室効果ガスを吸収または除去する事で実質ゼロにすること)
コンパクトで使いやすく、暮らしやすい家をご希望されていました。収納にもこだわりました。
上の写真は子ども部屋です。お子様が小さいうちは1部屋で使用し、お子様が成長した時には部屋を分割し、個室にできるよう扉を2つ設け、ロフトの増築ができるよう天井を高くし、上下で広く使えるよう設計しました。
ユーティリティーが回遊式動線になっているのもポイント。このユーティリティーは、洗面室、脱衣室、2つのクローゼットと合計4つに分かれていて、合計で9畳もの広さがあります。個室には収納を設けず、この2つのクローゼットが「ファミリークローゼット」として機能しています。服を脱ぐ、着る、お風呂に入る、洗濯する、干してたたむ、収納するなどの一連の動作がこのスペースですべて完結できます。
洗面台は造作し、カウンターの幅が1.8mもある大型。朝の忙しい時間帯もこれならケンカせずに家族仲良く使えそうですね。
キッチン横のPCカウンターは、パソコンや勉強などができる造作机としました。左隣は冷蔵庫なので、喉が渇いたらすぐに麦茶が取り出せそうです!
玄関は、来客は玄関ホールを通り、家族はシューズクローゼットからキッチンに行くことができる2WAY動線。上着などはシューズクローゼットにかけられるので、雪に濡れたりしたときでも家の中を汚す心配がありません。
調理も火を使わないIHとし、暖房、給湯も含めオール電化にしました。太陽光発電パネルは7.93kW分を搭載。断熱は壁厚が280mmと通常の住宅の2倍以上の厚さでUA値は0.17Wと国の省エネ基準より2.5倍も高性能。熱交換式のロスナイ換気やエアコン2台による床下暖房システムの採用で、冬も暖房費があまりかからず、暖かく快適な省エネ住宅になりました。床も、パイン無垢材を使っているので足触りが暖かく快適です。
T様邸の住宅性能
- UA値:0.17w
- C値:0.2cm2/m2
- 太陽光発電 7.93kW
特に床下暖房システムは、リビングのテレビボードにエアコンを埋め込んでいます。上の写真の縦格子の部分です。暖房機を目立たずに収納できます。これは猪子建設による造作です。
リビングに面する8畳間は、半分が和室、半分が洋室になっており、3枚の引戸で仕切り、2部屋として使用することもできます。
そしてその部屋とリビングとの間も3連引戸で仕切られていて、開けると一続きの部屋としても使えますご夫婦の寝室は、半分和室になっています。
お客さまの声
我が家は、冬の光熱費のことを考えずにどこにいても暖かくぬくぬくしたい!!
ずっとそう思っていました。その上で熱源は ・灯油 ・電気 ・ガス、何が良いのだろうと考えていたところ猪子建設さんにZEHを見せていただき、将来的には光熱費をすべてまかなえるのが良いのではないかとご提案いただき、それは環境的にもエコで理想的だと思い自家発電のオール電化を採用しました。
次に重視したポイントは、「長く使える家」です。家族の変化とともに使いやすくなる間取りになりました。
あとはアフターフォローをしていただけるということで、とても心強く思っています。
ほぼ理想通りの家を造っていただくことが出来ました。
本当にどうもありがとうございました。